パターンB ワイナリー仕込み設備のご紹介~グランポレール勝沼ワイナリーより~

仕込み設備について
今回は勝沼ワイナリーの仕込設備を少し細かく紹介いたします。収穫されたぶどうが絶えずワイナリーに入ってくる最盛期(9~11月)にはほぼ毎日フル稼働している設備達も、今の時期は静かにお休み中です。
まず仕込工程の始まりで活躍してくれるのが、ぶどうひとつひとつの房を高い場所まで運んでくれるコンベアです。その形が似ている事から、フランスでは「girafe(動物のキリン)」と呼ばれることもある設備です。これのおかげで低い場所でのぶどう投入ができるのでとても助かります!

次に除梗機です。ぶどうの梗を取り除いてくれる設備です。ぶどうの「梗」は、房の果実を除いた一般的に「へた」や「柄」と呼ばれる部分を指します。この梗は果実同様タンニンや酸等、また独特の香りも持っています。これら梗によってもたらされる香味をワインに残したくない場合は除梗機を通します。

その後私たちの厳しい目による選果をパスした果実たちは、破砕機を通ります。破砕機は果実をローラーで優しく潰す事で、果皮に切れ目を入れてくれます。これによって果汁が少し染み出ます。赤ワインの場合、この状態でタンクに送られ醸し発酵へと進みます。一方白ワインの場合、これら果実はさらにプレス機に送られます。

いかがだったでしょうか?最盛期、ワイナリーでは上記のような仕込が目まぐるしく行われ、私たちワインメーカーと設備達は気を緩める事ができない日々を過ごします。少し気が早いですが、2022年仕込に向けて今年もこれから設備達としっかり準備していきたいと思っています!
グランポレール勝沼ワイナリー ワインメーカー 多田 淳
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こだわりのドイツ産アロマホップに加え、 「厳選うまみ麦芽」を採用。さらに、新採用の高濃度仕込×うまみ麦汁製法で、麦本来のうまみを引き立たせました。