スタカンだより

2023/09/06(水)

ホップ収穫体験編:ホップの香り、ビールへの想い サッポロビール上富良野ホップ畑訪問記

SAPPORO STAR COMPANY運営チームわかさんです!

8月22日・23日は、 ≪出張部≫”ビール原料の聖地”上富良野のホップ畑に囲まれて乾杯しよう!の社内イベントを実施しました。

その様子を参加いただいたスタカン社員よりレポートとしてご報告します!是非ご覧ください!

ホップ収穫体験編

(文責:スタカン社員たくま・つか)

私達は、上富良野町に位置する「サッポロビール上富良野ホップ研究圃場」を訪れた。バスを降りると、36度の猛暑日であったにも関わらず、現地スタッフであるふるさんとガニキがBBQの準備をしてお出迎えしてくださった。(ふるさん、ガニキ共に研究圃場のサッポロビール社員)

今回訪れたサッポロビール上富良野ホップ研究圃場は、育種開発を行い始めて今年で100年を迎える歴史ある施設である。ホップの育種を行っているのは、国内のビール会社で唯一であり、弊社の大きな強みの1つである。ホップの品種開発は、優秀なサラブレットを生み出すようなものであり、サッポロビールでは、ソラチエースやフラノマジカルなどの優秀な品種を交配の親に使用することで、ユニークな品種の開発に励んでいる。現在、研究圃場にはまだ世に出ていない育成途中のホップが3000種近く存在しており、その中でも品種になれるのはほんの数種類ほどであるそうだ。サッポロビールから新たな品種が開発され、おいしいビールになる日が待ち遠しい限りである。

ところで皆さんはホップが実っている様子を見たことがあるだろうか。ホップはツル性の植物であり、5メートル近くにまで成長する。上富良野の畑は、谷間に位置するため風が吹きにくく、背の高いホップが倒れる心配がない、ホップ栽培に最適な場所なのである。青々としたホップ畑は壮観であるため、是非一度訪れてほしい。

NIPPON HOPシリーズにも描かれている「ホップの実」を割ると黄色いトビッコのようなものが出てくる。これはルプリンという物質であり、こすり合わせると、そのままビールの香りが漂う。私たちの中の数人がホップの実をそのまま食していたが、しばらく口の中が苦みで充満していた。

以下はホップ加工の「研究開発者」と「フィールドマン」を勤めているフルさんへのインタビューの抜粋である。

  • 仕事をしていて楽しい瞬間は何ですか

一般のお客様にホップはこんなにも面白いんだと思っていただける瞬間が一番うれしいです。あとは新しい品種が生まれた瞬間もうれしいですね。

  • フィールドマンの役割を教えて下さい

フィールドマンとは、現地の生産者とホップのサプライヤーをつなぐ重要な役割です。いいホップを作るためには、生産者とのコミュニケーションが非常に大事です。

さいごに

サッポロビール上富良野ホップ研究園場に訪れて、いかにホップの栽培が大変であるかを学んだ。そして、私にとって一番の財産になったのは、社員さんたちのホップへの愛情を生で感じられたことである。今後、ビールを飲む度に社員さんたちの熱い想いを思い出し、感謝しながら最高の一杯を堪能したい。

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